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3Dプリントをはじめよう:フィラメントの活用—Varioshore TPU (colorFabb 社)
3D Printing Basics : Filament guide - Varioshore
TPU (colorFabb)

revised: 2022 / 01 / 14

INFORMATION

3Dプリンタのフィラメント活用例をご紹介します.今回はオランダ、colorFabb 社の Varioshore TPU フィラメントを取り上げます.

Varioshore TPU フィラメントに関して

Varioshore TPU フィラメントで作成したベルト


オランダ,colorFabb 社が製造する Varioshore フィラメントは,TPU として発売されていますが、出力温度により発泡度合いが異なることが特徴です。概ね 200℃~250℃ で出力しますが,出力温度が上がるほど発泡度合いが高まります。フィラメントの発泡度合いに応じて,フローを調整して出力します。
200℃程度でフローが100%程度,250℃程度でフローが60%程度で出力するのが適しています.


Varioshore で作成した指関節サポーター.

Varioshore で作成した指関節サポーター取付例.

Varioshore フィラメントでベルトを作成したカトラリーホルダー.ホルダー部は感温性フィラメントの TRF (UNITIKA社).

Varioshore フィラメントでベルトを作成したカトラリーホルダー.ホルダー部は感温性フィラメントの TRF (UNITIKA社).

Varioshore フィラメントでベルトを作成したカトラリーホルダー.ホルダー部は感温性フィラメントの TRF (UNITIKA社).


色のバリエーションとアパレルへの応用

Varioshore は白を基調とした「ナチュラル」と「グレー」の2色が用意されている.

グレーの Varioshore で作成した帽子

グレーの Varioshore で作成した帽子

高い温度でフローを通常のまま出力すると、発泡によるムラを表現として活用することができる.